十数年前、衛藤晟一先生を紹介され面会したのが初めての出会いでした。私がお話しするシックハウス患者の事情をを聞かれ、先生は自民党内に「シックハウス対策推進議員連盟」を作ってくださいました。この議連の要請により厚生、国土、環境、文科、経産、農水六省にはシックハウス対策の部署が作られ、検討会が開かれました。その結果、建設業界には化学物質の規制値・指針値が定められ、シックハウスの家は激減、それにともなってシックハウス症候群患者も激減いたしました。
しかし、シックハウス症候群にかかった患者は完全に治ることはなく、被病後少しの空気感染にも大変感作しやすい体になります。現在、多くのシックハウス症候群患者は人生を変えられ、困難な生活に苦しみ悶えています。今後も衛藤先生には私ども患者の救済願いの声を政界に届けていただき、日本国の行政に反映させていただきたいと願うものです。先生、よろしくお願いいたします。

シックハウス連絡会代表
市川 信子さん