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衛藤先生が主催されたシンポジウムは、久しぶりに聴きごたえのあるものでした。
内容は日本の福祉に関するものであり、家族の大切さや生きることの意味などが語り合われました。
私は40年弱の間、リハビリテーション医療に携わってきました。この長い臨床活動の中で、日本の家族関係の崩壊や家庭機能の低下をいやというほど見てきました。障害者や高齢者を心から支える家族が文化的に後退し続けています。このことも社会不安の一つの要因ではないでしょうか。
シンポジウムでは最後に「絆」の大切さが謳われました。「絆」を再生する政治を心より待っております。

(社)日本理学療法士協会会長
半田 一登さん