serikawa

実を言うと、衛藤晟一先生はタカ派のコチコチだと思っていた。一番大きな要因は私の高校時代の級友に小学校の校長先生がおり、衛藤議員を目の敵にしていたことによる。
もちろん、日教組と文教族の対立を知らぬわけではない。ただ、子供の頃から真面目で教師として子供たちに慕われ、今時珍しい、教師らしい教師と、密かに尊敬していた友人の言であった。
誤解が解けたのは、二人の大先輩のおかげである。一人は現大分県人会副会長の秋月種親弁護士であり、今ひとりは、国際統合医療学会会長を始め、私がお手伝いするファイトケミカル研究会会長等、医療分野で数々の要職を歴任されている阿部博幸九段クリニック理事長との交誼による。
議員とは県人会で会話を交わす程度だった私に、素晴らしい後輩がいるから是非応援してくれと秋月先輩より声を掛けられた。大学の先輩であり、高友会顧問をして頂いている頭の上がらぬ先輩である。問答無用で講演会に顔を出すようになった。存じてはいたが、秋月先生のご紹介で、気楽に而も親しく話す機会を幾度となく頂くようになった。
阿部理事長からは国会議員として、一個の人間として弱者のために真剣に働く実像を教えて頂いた。
実際にお会いした時の気安さ、真摯に耳を傾けすぐ行動する実行力。これはなかなかの人だぞと次第に惚れ込んでしまう。
平易な言葉で言えば、「気は優しくて力持ち」そんな人だと思う。言葉としては幼稚だが、実は政治家の基本は正に此処にこそある。
弱者の心が、弱者の立場が分からない政治家では政治を語る資格はない。正しいことは自分の不利になることでも実行しなければ世の中は変えられない。剛腕と言われる位の腕ずくがなければ物事はなせない。そう思う。
「せいちゃん」と気安く呼べるまでには今少しの時間が必要だが、好漢衛藤晟一議員の今後に大いに期待しているし、応援もしている。がんばれ!

NPO法人 川中から自然環境を考える会理事長
芹川 光宏さん